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第35番 高野山 明王院

 

 

ご朱印

五大尊 我六大の この身をば 三密具足 なさせ給へよ

家田荘子コラム 三十五番 明王院

総本山金剛峯寺の前の道を奥の院と反対方向に行った高野山の中ほど、大伽藍の前の本中院谷にある明王院には、「赤不動」様がいらっしゃいます。  奥まった所に、虎の木彫りのかっこいい山門があります。山一つを抱え込んでいるように見える明王院は、外から見てもとても広いです。道路から山門まで、観光バスが駐車できる坂を歩くだけで、蝉の声や楓、杉、高野槙、紅葉、桜など、季節を十分に観賞できます。大木たちが、緑の固まりのように明王院の後方も彩っています。  116(116に訂正、117は高野山上の寺院総数で、総本山金剛峯寺を含んでいるため。塔頭というなら116寺です)ある高野山の塔中(たっちゅう)寺院の内、明王院は、最古の寺院の一つです。  山門をくぐると、正面にビルのような本堂がデーンとあります。明王院は宿坊を営んでおり、その大玄関から宿泊客が度々出入りをしています。大層な建物のわりに庶民的な様子の小玄関から入ると、納経所になっていて、すぐにお寺の方が出て来て下さり納経できます。  玄関から靴を脱いで入ると、右手に受付があります。その前の廊下をまっすぐ行き、階段を上がった先が本堂です。庭を挟んで左側の立派な建物も宿坊で、とってもきれいです。それぞれの窓から、四季折々の美しい庭を観賞することができます。境内は、200種以上の茶花や山野草が植えられています。とにかく中は、広いです。  ご本尊の通称「赤不動」様は、日本三(大を削除、日本三不動といわれることが多い為です)不動の一つとされていています。ご本尊は、感得像といい、赤いお身体の不動明王様と二童子を描いた絹本著色の画幅です。  弘法大師の甥で、後に天台宗座主(ざす)となられる智証大師円珍和尚が、修行中に感得した不動明王様のお姿を残すのに、自分の頭を岩に打ちつけて、岩絵の具に頭から流れる血を混ぜて写しとられたというものです。  その後、赤不動様は、平安の始めより人々に尊崇され、信仰を集めて来ました。  また、後醍醐天皇も、この赤不動様を守り本尊として強く信仰されていました。吉野山へ行く時も道中、籠の中で共にされたくらいです。けれども戦火などに遭ってはいけないからと、高野山に預けたそうです。

近畿三十六不動尊霊場会先達・作家 家田荘子


寺院紹介

名称
高野山別格本山(こうやさんべっかくほんざん)明王院(みょうおういん)公式サイト
通称
赤不動
不動尊について
絹本著色不動妙王二童子像一幅、重文。
縁起
壇上伽藍の艮(うしとら)(東北)を守るために建立した五大堂が起源とされている。弘仁7年(816)、弘法大師空海上人が開創し、十二世紀頃、如法(にょほう)上人(しょうにん)により中興。
所在地
和歌山県伊都郡高野町大字高野山146
郵便番号
648-02
電話番号
0736-56-2106(代)
宗派
高野山真言宗
開山
弘法大師、中興如法上人(にょほうしょうにん)
創建
弘仁7年(816)
詠歌
五大尊 我六大の この身をば 三蜜具足 なさせ給へよ
行事
毎月28日
護摩供
1月28日より2月3日
節分星祭祈祷会
4月28日
赤不動明王大祭
特色
高野山の塔頭(たっちゅう)寺院の一。
交通
徒歩
  • 南海高野線終点「高野山」下車。バス停「金剛(こんごう)峯(ぶ)寺(じ)前」で下車し、その道を奥の院と反対側の大伽藍方向に5分程度歩く。大伽藍の根本大塔前、右手にある。またはバス停「金堂前」で下車して大伽藍を横切る。山門が奥まっているので、通りすぎないよう注意して下さい。
  • 大阪ナンバより南海高野線極楽橋駅(終点)でケーブルに乗換え、高野山駅下車、大門行バスで、金剛峯寺前又は大塔口下車、歩いて3分~7分。その他の行先のバスの場合は千手院橋(せんじゅいんばし)下車徒歩10分。
  • JR和歌山線利用の場合は、橋本駅で南海高野線に乗換えること。
車・団体バス
国道24号線の高野口町から九度山町、高野山道路を経て高野山へ。高野山道路の終点大門を通過、最初の信号を左折、約2分。積雪時にはタイヤチェーン要。積雪時有料道路の通行が禁止される場合があるので注意のこと。
休憩宿泊等
宿泊可、団体70人、個人50人、2食付。団体8,000円、個人9,000円より。予約のこと。休憩可、費用志納。
拝観
本尊御開帳4月28日(但し晴天に限る)。
附近の名所旧跡
奥の院(大師御廟への参道約2kmの墓碑)、大伽藍、総本山金剛峯寺(こんごうぶじ)、霊宝館(宝物館)、徳川霊台、山内50数ヶ寺の塔頭寺院。
山主
住職「高岡(たかおか)隆州(りゅうしゅう)」
特産
高野豆腐、胡麻豆腐、高野槙(まき)等。
その他
桜の開花は4月下旬、新緑の頃も美しい。石楠花は5月中旬。6月15日は、大師御誕生を祝う「青葉祭」で賑わう。紅葉は早く、10月中旬から下旬。
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