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第5番 報恩院

 

高津山(たかつざん)報恩院(ほうおんいん)

ご朱印

まをふして くなんをすくふ ぐわんなれば ぶどうのちかひ たかつきたむき

家田荘子コラム 五番 報恩院

 山門入っていきなり大きな不動明王様と向き合うことになり、背筋がピンと伸びます。まずは、ご本尊様の北向不動様に、入口でペコリとご挨拶して、お寺内に入ることを許していただき、歩を進めます。 相生の樟(くすのき)をバックに二童子と、別名生楠不動尊様が立っていらっしゃいます。また地名から高津(こうず)の北向不動さんとも呼ばれ、商売繁盛と家内安全を願い、地元の人々にとても親しまれています。私が伺った時も、ご本尊様の前で、地元の女性たちのお喋りの輪が広がっていました。 向かって左の矜羯羅(こんがら)童子は、女性のようなお顔で珍しいです。そして右の制?迦(せいたか)童子は「おっさん」(失礼)のような童子で、やはり珍しいです。 この相生の樟ですが、不動明王様が、このお寺にいらした時と同時期に植えられ、かつてはうっそうと繁っていたそうです。今は、お寺と同様、こじんまりとしています。報恩院は、「相生の樟」の方も有名です。  太平洋戦争の時に空襲に遭ったため、不動明王様は、再建です。  北向不動明王様へのお参りをすませ、ぐるっと後ろに廻りますと、納経所の前に、表と同じように不動明王様と二童子がいらして、2倍嬉しい驚きを覚えます。右の制?迦(せいたか)童子は、チベット風の法衣を着ています。かつては、こちらの南不動明王様が、北向不動明王様と言われていたそうです。  南と、北と両方でお参りできるなんて、2倍以上得した気分になります。でも、これでお終いではありません。山門の右手にある階段を登って、こちらの方も必ずお参りをして下さい。きれいに整備されたスペースに、役行者様と、鉄(てつ)焼(やき)地蔵尊様がいらっしゃいます。娘がいじめられ熱い鉄を押しつけられている時に、お地蔵様が代わって苦しみを受けられたという身代わり地蔵様です。

近畿三十六不動尊霊場会先達・作家 家田荘子


寺院紹介

名称
高津山(たかつざん)報恩院(ほうおんいん)公式サイト
通称
高津(こうづ)の北向不動
不動尊について
水掛不動。石像立像。
縁起
 寺伝によると、今から約300年前の江戸時代初期、名僧良遍上人が、大阪東部の上町に北向不動尊を建立された。明治初期の廃仏毀釈で、寺は無住職になり荒廃する。その後、第12世考教和上が、明治、大正とかけて復興をした。  しかしながら、太平洋戦争の時、大阪大空襲で北向不動尊を残してすべて焼失してしまう。地域の人々の力で被災からたった数日後より、焼跡の片づけを始め、再興された。
所在地
大阪市中央区高津1丁目2-28
郵便番号
542-0072
電話番号
06-6761-0543
宗派
真言宗醍醜派
開山
良遍阿闍梨
創建
寛文年間(1661~1673)
詠歌
まをふして くなんをすくふ ぐわんなれば ふどうのちかひ たかつきたむき
行事
1月1日
大護摩供
2月3日
節分厄除大護摩供
その他の各月の1日
大護摩供
正月の初辰日
鎮宅霊符尊大祭(招財御守、愛敬御守授与)
交通 (地図はこちらをクリック)
徒歩
地下鉄谷町線または千日前線の「谷町9丁目」下車、「谷町9丁目交差点」1つ北の辻を西へ200m、高津宮鳥居の前。
車・団体バス
阪神高速道路、市内環状線の「道頓堀出口」で降り、出口すぐの信号を左折、「松屋町筋」を越え、突当り(高津宮)を右へ、次の信号を左折した右側。駐車場なし。近くに民営有料モータプール3カ所有り。
休憩宿泊等
なし。
拝観
お不動様は、いつも誰でも拝める。
付近の名所旧跡
高津宮(こうづのみや)、生国魂(いくたま)神社。また谷町8丁目から四天王寺にかけての上町台地は、大阪の一大寺町地域で数多くの名所旧跡があり、歴史の散歩道をたどるのも楽しい。
山主
院主(いんじゅ)、住職「藤崎 太孝」
その他
附近は交通量の多い市街地である。高津宮公園の梅と桜は美しい。
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