第8番 不動寺
大聖山(たいせいざん)不動寺(ふどうじ)
ご朱印
不動尊 宮山里に あらわれて 苦悩を救う 慈悲の御剣
家田荘子コラム 八番 不動寺
通称「宮山不動さん」は、地名の通り、見晴らしのいい高台に位置する木々のとてもきれいなお寺です。正面門と、納経所近くから入る西門とがあります。正面門から玉砂利を踏んで入って行くと、まず身代わり不動明王様と二童子が迎えて下さいます。七難即滅、ご加護転災のための身代わり不動明王様は、心から念ずれば身代わりになって助けて下さいます。 毎年1月、「とんど焼行事」があり、無病息災を願って柴燈護摩を焚きます。 左手の献燈の並ぶ階段を上がって本堂へ向かいます。21段で柴燈護摩道場に到着します。隣は大きなお大師様、そして白鹿霊神様と龍神様がいらっしゃいます。こちらのお寺では、狛犬や獅子ではなく、いわゆる「狛鹿」が祀られています。さらに35段階段を上がると、大きな鉄筋の本堂です。 本堂に入ってまずびっくりするのが、正面の青い大きな壁にお前立ちの不動明王様の線画です。すごい迫力で圧倒されそうです。線画の前は、Yの字のように左右に分かれた階段が左右に伸びています。普段はこの入口でお参りしますが、五大明王の中央に坐す、迦楼羅の大きな迫力のご本尊様は2階の奥にいらっしゃいます。日時限定で昇段できるそうです。 不動寺のご縁日8日・18日・28日の法楽(ご奉納のお経)の日に公開されます。 本堂から、千里中央の町を一望でき、近くの箕面自由学園や、小学校中学校の生徒の元気な声を耳にしながらのお参りは、心が和みます。 本堂から左の方へ移動しますと、観音堂があり、私が伺った時は、ご来光のように観音堂に天から光が差し、美しく輝いていました。その観音堂の隣に納経所があります。 高野山金剛流のご詠歌のお稽古を月2回、18日、28日の13時~15時にしていただけるそうです。問い合わせ下さい。また、四国八十八ヵ所巡礼も定期的に皆さんでなさっています。
近畿三十六不動尊霊場会先達・作家 家田荘子寺院紹介
- 名称
- 大聖山(たいせいざん)不動寺(ふどうじ)公式サイト
- 通称
- 宮山不動
- 不動尊について
- 五大力不動明王と呼び公開されている。木造の座像である。
- 所在地
- 大阪府豊中市宮山町4丁目7-2
- 郵便番号
- 560-0056
- 電話番号
- 06-6855-0079
- 宗派
- 真言宗醐醜派
- 開山
- 弘法大師
- 創建
- 弘仁年間と考えられるが、不明。
- 詠歌
- 不動尊 宮山里(みややまさと)に あらわれて 苦悩を救う 慈悲の御剣(みつるぎ)
- 行事
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- 1月15日
- どんど焼き
- 2月3日
- 節分星まつり
- 3月21日、9月21日
- 彼岸施餓鬼会
- 8月21日
- 盂蘭盆施餓鬼会
- 11月3日
- 当山鎮守白鹿霊神祭、大護摩供修行
- 毎月8日
- 護摩供修行
- 交通(地図はこちらをクリック)
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- 徒歩
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- 順路 豊中駅前の1番バス乗り場から「緑ヶ丘団地行」または「箕面行」、「北緑丘経由千里中央行」に乗る。20分近く乗った先の「宮山」バス停で下りて、少し戻る。「不動寺」の看板案内が見つかる。「さきもり小児科」「水谷薬局」を右にずっと坂を登って行く。高台に登ると、再び電柱に不動堂の案内がある。団地3棟の奥、宮山北会館方面へ行く。角が小さな公園で、その先がすぐに不動寺。かつては目印の竹やぶがあったが、今はないのでご注意。 バス停から約300メートル。徒歩7~8分程度。バスは10分に1本ある。帰りは、豊中駅(乗車約20分)へ戻らず、千里中央行に乗っても約20分で千里中央駅に着ける。
- 阪急宝塚線「豊中駅」下車、バスターミナルより箕面行北緑丘経由千里中央行または緑ヶ丘団地行にて、「宮山」下車西へ約300m。
- 地下鉄「千里丘中央駅」より、北緑丘経由豊中行、また桃山台行バスにのり「宮山」下車。
- 車・団体バス
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- 国道176号線豊中駅前より箕面街道に入り約2km、阪急バス宮山停留所を西へ入る。
- 新御堂筋線千里中央より中央環状線を西(池田方面)に入り、2つ目の信号(桜の町交差点)を北へ(右折)箕面街道に入る。以下上記に同じ。
- 阪神高速を池田ランプで出て、中央環状線を吹田守口方面行に入り、4つ目の信号(桜の町2丁目交差点)を北へ(左折)箕面街道に入る。以下上記に同じ。
- 箕面街道大型通行禁止の為、前以って、自分自身で、または当山を介して、警察の許可を得る必要があります。
- 拝観
- 無料。
- 附近の名所旧跡
- 豊中不動尊、箕面公園、五月山、大阪空港、服部緑地。
- 山主
- 住職「藤澤 寛秀(ふじさわ かんしゅう)」